おでん一平は1960年創業の歴史ある札幌の老舗おでん店
札幌・すすきのに、ミシュランガイド北海道2017特別版に掲載されたおでんの専門店があるのをご存知ですか?
お店の歴史は長く、創業はなんと今から60年以上前!長い歴史を持つおでんの名店です。今回は、老舗のおでん店「おでん一平」と、ここでしか味わえない人気の具材を紹介します。
お店の歴史は長く、創業はなんと今から60年以上前!長い歴史を持つおでんの名店です。今回は、老舗のおでん店「おでん一平」と、ここでしか味わえない人気の具材を紹介します。
おでん一平はミシュランガイド北海道に掲載されたおでんの老舗
札幌の街中にお店を構える、江戸前おでんのお店「一平」。
創業はなんと1960年。2017年には、ミシュランガイド北海道でビブグルマンにも選ばれた満足度の高いおでん専門店です。
創業から60年以上経つ長い歴史の中で、いちばん長く看板を守ってきたのは三代目大将の谷木紘士さん。
昭和4年、神楽坂にあった高級料亭の「一平荘」が、親しみやすいお店としておでん屋を銀座でオープン。そのおでん屋を手伝っていたのが、紘士さんの父である先々代。父・兄の後を継ぎ、現在は紘士さんが大将を務めています。
お出汁の良い香りが広がる店内のカウンターには、およそ24〜25種類の美味しそうなおでんの具材が綺麗に並んでいます。具材によって大きさや味の染み方が異なり、具材の並び方や提供する順番も決められているんです。来店客の性別や年代・好み・盛り付けたときの色合いなども考えながら、その瞬間でいちばん美味しい具材を紘士さんが選んで提供してくれます。
創業はなんと1960年。2017年には、ミシュランガイド北海道でビブグルマンにも選ばれた満足度の高いおでん専門店です。
創業から60年以上経つ長い歴史の中で、いちばん長く看板を守ってきたのは三代目大将の谷木紘士さん。
昭和4年、神楽坂にあった高級料亭の「一平荘」が、親しみやすいお店としておでん屋を銀座でオープン。そのおでん屋を手伝っていたのが、紘士さんの父である先々代。父・兄の後を継ぎ、現在は紘士さんが大将を務めています。
お出汁の良い香りが広がる店内のカウンターには、およそ24〜25種類の美味しそうなおでんの具材が綺麗に並んでいます。具材によって大きさや味の染み方が異なり、具材の並び方や提供する順番も決められているんです。来店客の性別や年代・好み・盛り付けたときの色合いなども考えながら、その瞬間でいちばん美味しい具材を紘士さんが選んで提供してくれます。
おでん一平の徹底した仕込みにも注目
おでんの定番とも言える「大根」。
一平で味わえる大根は、箸がスッと入るほどのやわらかさ。ちょうど良いバランスの塩味と甘みが感じられる、やさしい味わいです。
大根は、その日の仕事が終わってから仕込みを始め、最低18時間は鍋の中で煮込んでいるという徹底ぶりです。毎日仕込んでいるというおでん店の命とも言える出汁は、本マグロよりも小さい「めじまぐろ」の削りを使用。風味にクセや気取ったところがなく、穏やかな味わいに仕上がっています。
おでん一平の2番人気の具材は、他店とも違う味わいが魅力の「しらたき」。刺身用のこんにゃくを乱切りにしており、平打ちの麺のような食べやすさがあります。
一平で味わえる大根は、箸がスッと入るほどのやわらかさ。ちょうど良いバランスの塩味と甘みが感じられる、やさしい味わいです。
大根は、その日の仕事が終わってから仕込みを始め、最低18時間は鍋の中で煮込んでいるという徹底ぶりです。毎日仕込んでいるというおでん店の命とも言える出汁は、本マグロよりも小さい「めじまぐろ」の削りを使用。風味にクセや気取ったところがなく、穏やかな味わいに仕上がっています。
おでん一平の2番人気の具材は、他店とも違う味わいが魅力の「しらたき」。刺身用のこんにゃくを乱切りにしており、平打ちの麺のような食べやすさがあります。
おでん一平でしか味わえないおでん「たちかま」
おでん一平ならではの具材のひとつ「たちかま」。
もっちりとした「たちかま」独特の歯応えが楽しむことができ、塩味が食欲をそそります。
20年以上前、おでん一平では岩内町の小林初枝さんが個人で作っていた「たちかま」を提供していました。現在は「吉田商店」として姪の森山さんと甥のお嫁さんにあたる吉田さんが引き継ぎ、たちかまの味を守っています。
こだわりのひとつは、浄水と深層水を使用すること。
『深層水は味のまろやかさが違う』と森山さんは語ります。
もうひとつのこだわりは、長時間低温でゆっくりと味を染み込ませても溶けない、状態の良い白子を選ぶこと。『本当に良い時期の白子じゃないとおでん一平さんには送らなかった』と、確かな信頼関係が必要不可欠な味を作っていたんですね。
もっちりとした「たちかま」独特の歯応えが楽しむことができ、塩味が食欲をそそります。
20年以上前、おでん一平では岩内町の小林初枝さんが個人で作っていた「たちかま」を提供していました。現在は「吉田商店」として姪の森山さんと甥のお嫁さんにあたる吉田さんが引き継ぎ、たちかまの味を守っています。
こだわりのひとつは、浄水と深層水を使用すること。
『深層水は味のまろやかさが違う』と森山さんは語ります。
もうひとつのこだわりは、長時間低温でゆっくりと味を染み込ませても溶けない、状態の良い白子を選ぶこと。『本当に良い時期の白子じゃないとおでん一平さんには送らなかった』と、確かな信頼関係が必要不可欠な味を作っていたんですね。
おでん一平の歴史を感じる「肉団子」「茶めし」も魅力
おでん一平でしか味わえない具材で、最も歴史のある具材のひとつが「肉団子」。
53年ほど前から通っている常連客が今でも食べ続けるという人気メニューです。
ミキサーではなく、すり鉢を使い、手作業で丁寧に作られた肉団子は、ゆずの香りをほんのり感じますやさしい味わい。手作業だからこその食感と口当たりが、何十年と常連客をトリコにしているんです。
おでんを堪能したあとに締めに出てくるのは、茶めしのセット。
茶めしは、おかずなしで食べられるようご飯に軽く味がついています。
たけのこの甘味も感じられるほっとする味わい。
塩や砂糖・酒・醤油といった調味料のほか、出汁も使われ、しっかりと風味が感じられるのが魅力です。「この茶飯があっておでんは出来上がり」と紘士さんは語ります。
『夫婦二人三脚で、当たり前なことを一生懸命やった結果が今につながっている』と語る、職人気質な紘士さん。
ネットの情報を見た若いお客さんも来るようになり、若い方にも通ってもらおうと日々奮闘しているんだとか。「また来ようねという声が聞こえると嬉しい。それがいちばんの楽しみ。」と教えてくれました。寒い季節のお出かけに、ここでしか味わえない老舗の味を堪能してみては。
53年ほど前から通っている常連客が今でも食べ続けるという人気メニューです。
ミキサーではなく、すり鉢を使い、手作業で丁寧に作られた肉団子は、ゆずの香りをほんのり感じますやさしい味わい。手作業だからこその食感と口当たりが、何十年と常連客をトリコにしているんです。
おでんを堪能したあとに締めに出てくるのは、茶めしのセット。
茶めしは、おかずなしで食べられるようご飯に軽く味がついています。
たけのこの甘味も感じられるほっとする味わい。
塩や砂糖・酒・醤油といった調味料のほか、出汁も使われ、しっかりと風味が感じられるのが魅力です。「この茶飯があっておでんは出来上がり」と紘士さんは語ります。
『夫婦二人三脚で、当たり前なことを一生懸命やった結果が今につながっている』と語る、職人気質な紘士さん。
ネットの情報を見た若いお客さんも来るようになり、若い方にも通ってもらおうと日々奮闘しているんだとか。「また来ようねという声が聞こえると嬉しい。それがいちばんの楽しみ。」と教えてくれました。寒い季節のお出かけに、ここでしか味わえない老舗の味を堪能してみては。
◆おでん一平
▽紹介メニュー
大根
しらたき
たちかま
肉団子
茶めし
住所 | 北海道札幌市中央区南3条西3丁目5F 克美ビル |
営業時間 | 17:00~22:00 |
アクセス | すすきの駅から徒歩3分 |
定休日 | 日曜・月曜・祝日 |
駐車場 | 無し |
▽紹介メニュー
大根
しらたき
たちかま
肉団子
茶めし