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五丈原の定番メニュー、とんしおとチャーシューおにぎりの秘密に迫る

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ラーメン激戦区の札幌で長年愛される名店「らーめん五丈原」。こちらで味わえるとんこつスープをベースにしたラーメンは、深いコクを感じるラーメンファンも納得の一杯。また、今ではラーメンのお供として定番になったチャーシューおにぎりの生みの親でもあるんです。今回は、「らーめん五丈原」の知られざる秘密と人気のメニューをご紹介!

五丈原の看板メニュー『とんしお』。その旨さの秘密とは?

五丈原の人気メニュー『とんしお』
とんしお 700円
五丈原で一日に100杯以上注文が入るという、看板メニュー『とんしお』。

一般的に、しおラーメンと言えばあっさりしたイメージですが、五丈原の一杯はとんこつのコクをしっかりと感じることができ、塩の旨みをひき立ててくれます。麺は旭川の佐藤製麺の細麺を使用。細くて丁度良い硬さの麺が、コク深いスープとよく合うんです!

五丈原では、「とんこつ」がベースの、美しく白濁としたスープを、なんと一日かけて作っているのだとか!香りと深いコクを出す秘訣は、豚骨の丁寧な下処理にあります。豚骨・豚足を2回沸騰させ、灰汁(あく)などを丁寧に洗って炊くことが臭みのないスープを作る秘訣。その後、たっぷり25時間本炊きすることで、ついに白濁したおいしいスープができあがります。スープは店主と先代の父との共作で、試行錯誤をくりかえして作り上げてきました。

五丈原で人気の『燕三条らーめん』は個性派具材のおいしいさが詰まった一杯

五丈原のおすすめメニュー『燕三条らーめん』
燕三条らーめん 750円
『燕三条らーめん』は、『とんしお』に次いで人気のあるメニュー。

新潟県のソウルフードで、たくさんの生玉ねぎと岩のりがトッピングされた珍しいラーメンです。燕三条市のラーメンは、背脂が多いスープに、生の玉ねぎをたくさん乗せるのが特徴ですが、五丈原では、しょうゆ・背脂・煮干しを組み合わせています。それぞれ強い個性がありながらもしっかりとおいしさが調和する一杯は、人気メニューになるのも納得。『燕三条らーめん』は太麺を使用しているのもおいしさのポイント。太麺にスープと具材の旨みが絡まりヤミツキになる味わいです。

ラーメンのお供にぴったりの「チャーシューおにぎり」は五丈原が発祥!?

五丈原の『チャーシューおにぎり』
チャーシューおにぎり 170円
五丈原で、ラーメンに引けを取らない、メニュー「チャーシューおにぎり」は、一日になんと200個以上売り上げるほど人気。

「チャーシューおにぎり」は、店主がチャーシューを切った時に余る端の部分を、ご飯に混ぜ込んでお客様にサービスで出したことがはじまり。ご飯にごま、ゴロゴロとしたチャーシューが入ったメニューは昔から変わらぬ味で具材もたっぷり。思い付きから始まったメニューが今ではラーメンに並ぶ人気メニューに。

五丈原を訪れたら「チャーシューおにぎり」は必食ですよ!

五丈原のルーツは、まさかのお寿司!?

旭川出身の店主、東さんは中学校を卒業してすぐラーメン店ではなく、寿司店で修行を始めました。
その後、父と共に深川で出前専門の寿司店を開業。
当時は深川でシェア70%、最盛期で年商1億3000万円を売り上げる大繁盛店でした。

しかし、出前に出かけた父がバスと衝突して帰ってきたことから「もう出前の時代ではない」とラーメン店に転身を遂げることに…。全く異なるジャンルの料理ですが、寿司屋時代に学んだ「丁寧に食材の処理を行う」というノウハウがラーメン作りにも活きていると言います。寿司屋の経験があったからこそ、五丈原のおいしいラーメンが生まれたんですね。
今もこれまでも、親子で愛されるお店を作り上げてきた東さん。今後も「いつも通りお客様に喜んでもらえるものを提供したい」と語ります。新しい技術を融合させて、これからも進化しながら伝統の味を守り続けていってほしいですね。
 
らーめん五丈原 本店
住所 札幌市中央区南7条西8丁目1024-24
営業時間 11:00~翌3:00
定休日 火曜日
駐車場 有り
公式X https://twitter.com/gojyogen