奥尻にウニの季節到来 養殖もの水揚げ開始 7月中旬から天然ウニに
奥尻島名産のウニの今季の水揚げが奥尻町青苗地区で始まった。まずは養殖もので、7月中旬から天然ウニ漁に切り替わる。加工場では毎朝、漁業者らが殻むきと出荷の作業にいそしんでおり、観光客に殻むきを体験してもらう新たな取り組みも始動する。ひやま漁協奥尻支所青苗共栄部会が8日から水揚げを開始。9日は部会の小屋で新谷正紀部会長ら7人が中身を出す作業を行った。奥尻島のウニ養殖は、秋に身入りの悪い天然ウニを囲いのない管理水域に置き、マコンブなどを与えるなどして行うため、天然に近い環境で育っている。