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カメラは見た ヒグマの習性「背こすり」とその生態

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ヒグマの生息数って、どう調べるか知っていますか? 5月中旬、酪農学園大の佐藤喜和教授(51)=野生動物生態学=の研究室が長年行っている札幌市内の生息数調査に同行すると、クマの習性を巧みに利用していることが分かりました。佐藤教授は市街地近くは子連れの雌グマや比較的若い雄が多いと分析。目的地には立ち木の横に高さ約1・5メートル、直径15センチほどのくいにはクマの毛を採取する有刺鉄線「ヘア(毛)トラップ(捕まえる)」が巻き付けてあります。有刺鉄線を巻いただけの道具に本当に近づいてくるのだろうか。