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北大クマ研、約半世紀続く天塩研究林調査 広大な山林を歩くヒグマ調査に同行

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ポイポーイ、ポイポーイ―。発足間もない1975年から、北海道大学天塩研究林(幌延町)でヒグマの生息調査を続けてきた北大生のサークル「北大ヒグマ研究グループ(クマ研)」。クマよけのための伝統の声出しで半世紀近くにわたる調査で襲われる事故はゼロ。2021年7月には駆除のあり方が生息数の上下に大きな影響を及ぼしていることを裏付ける論文を米学術誌に発表した。北海道内の研究者によると、これだけ長期にわたってクマの生息数を定点観測するのは世界的にみても異例で、若き研究者を育む場にもなっている。