足寄で雲海出現 朝日とコラボし幻想世界
雌阿寒岳や阿寒富士などを見下ろせる足寄町里見が丘24の高台で9月22日早朝、壮大な雲海が出現した。足寄市街地をすっぽり覆う雲海をあかね色の朝日が鮮やかに照らし、幻想的な雰囲気に包まれた。帯広測候所によると、同日朝の足寄の最低気温は平年比3・8度低い5・4度で、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象で大気中の水蒸気が冷やされ、周辺を流れる利別川で川霧が発生して盆地にたまり、雲海を形成したとみられる。この日の雲海は午前5時ごろから1時間半ほど確認。雲海の最盛期はお盆明けから11月上旬まで。