香りさわやかブドウ開花期 池田の「山幸」
池田町千代田のブドウ畑で、ワイン用に開発された「山幸(やまさち)」が開花期を迎えた。葉陰で小さな花を付け、初夏の風にさわやかな香りを放っている。ブドウの花は開花直後に花びらが落ち、雌しべと、それを取り巻くように白い雄しべが並んで咲く。ブドウ・ブドウ酒研究所によると、山幸の開花は早まる傾向にあり、今年は6月15日に咲き始め、18日現在五分咲きという。同研究所製造課長の南邦治さん(51)は「開花が早いと畑での実の熟成期間が長くなり、糖度アップに期待が持てる」と話す。収穫は、10月半ばになる。