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<そら散歩>羽幌炭鉱 森に息づくヤマの記憶

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 留萌管内羽幌町の市街地から東へ約20キロ。山に囲まれた羽幌炭砿・羽幌本坑跡が深い木々に抱かれてたたずむ。羽幌炭砿は1940年(昭和15年)に開業した築別坑をはじめ、上羽幌坑、羽幌本坑からなる。最盛期に3地区で1万2千人を超すにぎわいをみせたが、国のエネルギー政策の転換などを受け、70年に閉山した。羽幌本坑には高さ約40メートルの運搬立て坑や選炭工場、貯炭場が連なる。閉山から半世紀を経た今も、上空から見渡すと石炭を搬出する流れが見て取れ、操業当時の活気を思い起こさせる。