<フォトかち>パノラマ オンネトー 水鏡に紅葉
風がなく、静寂が広がる早朝、足寄町内の湖「オンネトー」では、湖面が水鏡になって対岸の紅葉を映していた。冷え込みで霧が立ち上る中、時折「キョーン、キョーン」というクマゲラの鳴き声が響く―。オンネトーは阿寒摩周国立公園にある湖。時間や場所、天候などによって湖面の色が変わって見えることから、「五色沼」とも呼ばれる。風が穏やかな日の朝や夕方は日本百名山の雌阿寒岳、阿寒富士や裾野に広がる紅葉を湖面に映す。釧路市から訪れた馬場昌之さん(48)は「きれいで感動しました。来て良かった」と見入っていた。