小平でクマ目撃急増 沿岸部など 住民からは不安の声
国道232号が通る小平町大椴地区の沿岸部などで、5月に入りヒグマの目撃が多発している。一帯は山林に囲まれている地域だが、民家も数軒点在しており、住民は「外に出るのが怖い」と不安を募らせる。一方でクマの保護や共生の観点から、町は「駆除は住民への影響を見極めて判断する」と慎重な姿勢を見せている。留萌署によると、大椴地区や花岡地区など、小平町内で5月3~11日までに計10件のクマに関する目撃情報が寄せられた。現場は国道と道道大椴線の合流地点など沿岸部に集中しており、山の斜面や道路脇などで目撃された。