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上士幌・タウシュベツ川橋梁の崩落進む

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上士幌町内の糠平湖にある旧国鉄士幌線「タウシュベツ川橋梁」の崩壊が進んでいる。ひがし大雪自然ガイドセンターの上村潤也さんは「年々劣化が進み、雪解けの4月には大規模崩落を起こす可能性がある」と指摘。1937年(昭和12年)建設の同橋梁は、全長130メートル、高さ10メートルで、大雪山国立公園にある北海道遺産「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」を代表する建造物。糠平湖の水位の変化で見え隠れするため、「幻の橋」とも呼ばれる。むき出しの内部は風雪にさらされ、橋梁の下では落ちた鉄骨が垂直に刺さっている。