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雪原に春告げる模様 七飯・融雪剤散布が本格化

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農作業シーズンを前に、渡島管内七飯町の畑では融雪剤の散布が本格化している。雪原には水墨画のように濃淡のある灰色の軌跡が浮かび、間近に迫った春を感じさせている。新函館農協七飯営農センターによると、作業は2月10日ごろに始まった。七飯町では積雪の少なさを生かし露地野菜の種まきを他産地に先駆けて行うため、例年、融雪剤の散布が道内で最も早い。融雪剤は炭化させた鶏ふんなどが原料で、雪解けを1週間ほど早める効果があるとされる。雪解けが順調に進むと、3月中旬ごろから種まきを始められるという。