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春待つ山幸 整えて 池田のワイン用ブドウ畑で剪定

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雪で覆われた池田町千代田のワイン用ブドウ畑で「山幸(やまさち)」の剪定(せんてい)が行われている。春を前に樹形を整える大切な作業だ。畑は雪の反射で明るく、樹齢28年の山幸がそろう緩斜面での剪定は、はさみの音にどこか「春遠からじ」の趣がある。池田町ブドウ・ブドウ酒研究所によると、前年に伸びた短梢(たんしょう)は芽を二つほど残すのがこつで、腕を広げたように伸びる長梢(ちょうしょう)は枝の勢いを見てはさみを入れる。剪定作業は2月末まで続き、北海道に桜前線が上陸するころ、若葉が芽吹く。