越冬ゴボウ 寒暖で甘く 芽室で春掘り始まる
道内最大のゴボウ産地の町内で、収穫作業が本格化している。寒暖差の影響で、みずみずしく甘みが強い「越冬ゴボウ」が掘り起こされている。芽室町農協では農家57戸が生産し、作付面積は計約100ヘクタール。約2ヘクタールで栽培する同町上伏古の鳥本和宏さん(50)方では9日、家族5人が早朝から作業。専用の収穫機で引き抜くと長さ80センチ前後のゴボウが土の中から姿を現した。同農協はゴボウを通年で出荷するため、今月下旬まで収穫した後、残りは秋に掘り起こす。今年は1700~1800トンの出荷を見込む。