ビートの直播 士別で最盛期
砂糖原料ビート(テンサイ)の主産地の一つの士別で、ビートの種を直接畑にまく直播が本格化している。農業法人木村インダストリー(木村哲哉社長)は2023年、12ヘクタールで栽培。士別市下士別町の畑では、社長の長男一輝さん(23)がトラクターに専用の器具を取り付け、大きめのビーズ玉ほどの種を、肥料とともに土に埋め込んでいる。この地域では、ビートは紙筒で育てた苗を定植する従来の方法に代わり、直播が主流だ。士別や和寒、剣淵の農家でつくる北ひびき農協では昨年、921ヘクタールで5万9千トンを収穫。