路線バス 後部は“百貨店”　全国初「マルシェバス」帯広で運行

十勝バスは１２月４日、後方に物販スペースを設けた路線バス「マルシェバス」を報道向けに公開した。５日から週２回、帯広市内１路線を走り、停車中に百貨店藤丸（帯広）が扱う食品や生活雑貨を販売する。北海道運輸局によると、物販機能付き路線バスの運行は全国初めて。車両は中央ドアから後ろ側を店舗スペースに改造。良品計画（東京）がデザインした木棚に、藤丸の生鮮品や菓子、総菜、化粧品など約３００点を並べる。乗車定員は従来の３割ほどの２９人。商品販売は１日３回、ＪＲ帯広駅と大空団地で各２時間ほど停車している間に行う。