赤潮対策で広尾にデジタル顕微鏡を導入 十勝総合振興局
十勝総合振興局は、道東沿岸で漁業被害が広がっている赤潮対策の一環として、海水中のプランクトンを調べられるデジタル顕微鏡1台を導入した。広尾町の十勝地区水産技術普及指導所に置き、管内漁協などからの水質に関する相談に活用する。顕微鏡の最高倍率は1千倍で、カレニア属のプランクトンの有無やおおよその数を判別できるという。顕微鏡内の映像は専用アプリを使うとスマートフォンなどで同時に見ることができる。導入費用は約30万円。道の海水モニタリング調査とは別に、漁業者からの相談に応じて随時活用する。