男山 新酒仕込み順調 新型コロナ前の8割生産 旭川
酒造会社の男山(旭川)で11月5日、新酒の仕込み作業が本格的に始まった。昨季は新型コロナウイルス感染拡大による需要減で大幅に減産したが、今シーズンは例年の8割程度にあたる約860キロリットルまで回復し、一升瓶(1.8リットル)換算で約48万本分の生産を予定する。新酒の仕込みは気温が低く雑菌が少ない秋から冬にかけて行う。この日は、秋田県産の酒造好適米「美山錦」を大型の機械で蒸し、冷やしてからタンクに移した。同社は例年、約60万本分の酒を造るが、昨年は酒造りの期間を短縮し、20万本分のみ生産した。