戦争遺構　崩壊寸前の赤れんが通信所　稚内市民が守る

市民団体「稚内市歴史・まち研究会」が稚内市恵北にある旧海軍大湊通信隊稚内分遣隊幕別送信所（通称・稚内赤れんが通信所）の保存活動に取り組んでいる。通信所は１９４１年（昭和１６年）、真珠湾攻撃を命じる暗号を中継送信したとされる。この戦争遺構は３棟あり、うち１棟は復元したが、残る２棟は屋根が崩落するなど、損傷は深刻だ。