サンマ小型船初出漁 今年は遠い公海へ 根室・花咲港
道東沖サンマ漁の主力となる棒受け網漁の小型船(10トン以上20トン未満)が8月12日朝、根室市の花咲港から初出漁した。サンマの来遊量は過去最低の漁獲量だった昨年を上回るものの低水準の見通しで、不漁を危惧する中での船出となった。全国さんま棒受網漁業協同組合は、今年8月はロシア200カイリ内で操業しないと決めており、各漁船は1200キロほど離れた遠い公海の漁場を目指す。花咲港では、家族に見送られながら2隻が次々と岸壁を離れた。小型船の出漁は10日に解禁されたが、各漁船とも天候の回復を待っていた。