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夏から秋へ「衣替え」 日高山脈コイカクシュサツナイ岳

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原始の姿をとどめる日高山脈の中部、コイカクシュサツナイ岳(1721m)は、山頂部の高山植物が色づき始めた。夏から秋への〝衣替え〟の最中だ。十勝管内中札内村のコイカクシュサツナイ川から入山。膝下まで水につかって徒渉を繰り返し2時間。沢登り用靴から登山靴に履き替え、標高差1070メートルの尾根を4時間かけて登る。日高山脈神威岳(1600m)、大雪山系石狩岳(1967m)と並ぶ「北海道三大急登」のひとつだ。東側に見えるはずの十勝平野は雲海の下。人工物が目に入らない光景を満喫した。