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稚内 風車の羽根 85メートルの支柱にドッキング

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風力発電国内最大手のユーラスエナジーホールディングス(東京)が宗谷管内で風車建設を進めている。高さ約85メートルの支柱に羽根を接続する作業は高度な技術が求められる。鳥のように舞い上がり、翼をはためかせながらドッキングする様子は天空の魔術のように見える。三つの羽根などを組み合わせた重量は約110トン。稚内市内の建設現場では、巨大クレーン2基で上体を起こすようにつり上げる。わずかな風に揺れる羽根の位置や向きを地上の作業員10人ほどが取り付けたロープで調整し、絶妙なタイミングで支柱と合体させている。