めざせ気球で宇宙旅行　札幌の岩谷技研　大樹で実証実験

気球を使った宇宙旅行の事業化を目指す岩谷技研は５月１９日、大樹町で気球の打ち上げ実験を行った。同町での実験は初めてで、今後も同町で実験を行い、２０２３年度中の遊覧旅行開始を目指す考えだ。実験は同町多目的航空公園内の滑走路上で行われ、ガスで直径１.５メートルにふくらんだゴム製気球に自社製の通信機器（約７００グラム）をつり下げて放った。高度３０キロまで飛ばし、通信機器から気球の位置や気圧、温度などのデータを地上に送ることができるかを検証。同社によると、気球は高度３３.１キロまで上昇した。