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牛の健康管理に欠かせない 広尾町 鈴木牧場の手作り「十勝の塩」

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乳牛と肉牛計120頭を飼育する鈴木牧場(広尾町紋別)の経営者、鈴木敏文さん(41)は、牛の健康管理に欠かせない塩を手作りして与えている。牧場内にある〝塩工房〟は広さ約40平方メートル。中では1畳ほどの大きなステンレス製鍋が、廃材を燃料に加熱されていた。牛舎には家畜用として流通する固形の鉱塩も置くが、手作りの塩には牛が群がるように集まるという。「本当に良いものを、牛に教わっている気持ちになります」。海水1トンからできる塩は約20キロ。塩は牛に与える分と、食品として販売する「十勝の塩」に分けられる。