バナナの葉や茎、ゾウ大喜び 新得の友夢牧場が寄贈 円山動物園
札幌市円山動物園のアジアゾウに食べてもらおうと、新得町の友夢(ゆうむ)牧場が3月8日、バナナの葉や茎900キロを同園に寄贈し、うれしそうに茎を食べるゾウの姿が公開された。友夢牧場では、家畜ふん尿を使ったバイオガス発電の余剰熱を利用し、バナナを栽培している。同園がゾウの野生の採食行動を再現するためにバナナの葉を探していることを北海道銀行を経由して知り、寄贈に至った。ゾウ舎内の約20本の茎を目にすると、雄のシーシュ(13歳)は興奮した様子で砂地に立てられたバナナの茎を次々と倒した。