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<ドキュメントD>「漁業守る」鮮魚店 大学生の挑戦

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「僕がお世話になった漁師さんから仕入れたサケです!」。マンションが立ち並ぶ札幌市北区の住宅街に威勢の良い声が響く。丸刈りにTシャツ姿で人なつっこい笑顔を浮かべる男性が、両手に持った新巻きザケを高々と掲げる。そばに止めた軽トラックの荷台には殻付きホタテやカキが並ぶ。北大水産学部2年北浦優翔さん(21)は大学生で魚の移動販売を手がける異色の存在だ。浜の実情を学び、自ら仕入れた魚を買ってもらおうと、札幌市内を駆け回る。