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削りたてかつお節 年越しそば需要でたけなわ 札幌の乾物卸問屋<冬点描>

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年越しそばやおせち料理のだしに欠かせない、かつお節の削り出し作業が、札幌市白石区の乾物卸問屋「大熊商店」(菊水8の3)で最盛期を迎えている。加工場内では、山のように盛り上がった薄茶色のかつお節から香ばしい匂いが漂っている。12月は通常の2倍の約3トンを製造している。静岡県や鹿児島県から仕入れたかつお節を高温で蒸した後、約35度まで冷やしてから、専用の大型削り機で削り出す。全道のそば屋や和食料理屋など約600店に卸しており、各店の注文に合わせて0・05㍉~1㍉の厚さに削り分ける。