北海道各地でオーロラ観測
太陽の表面で起こる爆発現象「太陽フレア」が頻繁に発生している影響で、世界各地でオーロラが観測された。道内でも5月11日夜、広い範囲で出現した。オーロラは太陽から放出されたプラズマ(電気を帯びた粒子)が地球の大気と衝突する際、発光する現象。名寄市のなよろ市立天文台や十勝管内陸別町の銀河の森天文台によると、強い太陽フレアが連続して起きたため、通常は北極圏など高緯度の地域で見られるオーロラが、低緯度の広い範囲で見られた可能性があるという。道内ではオホーツク管内佐呂間町や檜山管内上ノ国町などで観測された。上ノ国町にある夷王山神社では日没後午後8時すぎ、北向きに設置したカメラを確認したところ、鳥居の背後に空をぼんやりと赤紫色に染めた低緯度オーロラが確認できた。