キャベツ自動収穫機 鹿追で開発進む 先端技術活用し農業省力化
十勝の農業は人手不足と農地の規模拡大が進み、省力化がカギを握る。欠かせないのが、先端技術によるスマート農業の活用だ。2021年10月上旬、鹿追町のキャベツ畑で収穫機がうなりを上げて進んでいた。運転席を見ると無人で、ハンドルはひとりでに左右に回り、加工用キャベツを次々と収穫していた。人工知能(AI)を搭載した無人走行のキャベツ自動収穫機。鹿追町農協や東京大、農機メーカーなどが2022年度の実用化を目指し開発を進める。実用化されれば、4~7人程度必要だった作業が1~2人でできるようになるという。