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無農薬・有機肥料にこだわり 「唐竿」使いソバの脱穀

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無農薬と有機肥料にこだわって作物を育てている新得町の農業宮下喜夫さん(72)の畑で、昔ながらの農具「唐竿(さお)」を使った毎年恒例のソバの脱穀作業が始まった。秋空の下、「バン、バン、バン―」と、リズミカルな音が響いている。宮下さんはソバを約30アールで栽培。9月中旬に手刈りした後、風味が増すよう、茎を束ねて畑で天日にさらす「島立て」で乾燥、熟成させた。10月30日から3日間、シートに並べたソバをトラクターで踏み、大まかに脱穀。続いて竹の束が回転する農具「唐竿」を打ち付け、実を分けた。