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サケ増殖、大忙しの秋 十勝の河川、1日数百万粒を授精

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十勝の河川に遡上する秋サケの捕獲と人工授精がたけなわだ。十勝釧路管内さけ・ます増殖事業協会(帯広)は8月から今季の作業をスタートした。幕別町の猿別川に設置したウライ(捕獲用柵)を使って、体長約60~80センチのサケを捕獲。勢いよく跳ねるサケを作業員たちが水槽付きトラックに移し、更別村の蓄養・採卵施設へ運ぶ。同施設では蓄養槽で成熟させたメスの腹を裂いて採卵し、オスの精子をかけて人工授精する。十勝管内では1日に300万~600万粒を採卵・授精。11月下旬にふ化が始まり、来春稚魚を放流する。