旭川の酒造会社「男山」で仕込み本格化
旭川の酒造会社「男山」で11月1日、新酒の仕込み作業が本格的に始まった。今季は同社全体で900キロリットル(一升瓶換算で約50万本)の生産を計画し、平年と比較するとおよそ8割の生産量を予定する。日本酒の仕込みは、気温が低く雑菌が少ない秋から冬にかけて始めるのが最適とされる。この日は道内産の酒造好適米「吟風」の新米を使用し、蒸した酒米をいったん冷ましてから水や麹、酵母の入ったタンクに移しもろみを作っていった。タンク上部ではもろみが均等に発酵するよう、約4メートルの「かい棒」を使ってかき混ぜていた。