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<フォトかち>「ザッザッザッ」ソバの実 昔ながらの農具で選別(新得町)

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「ザッザッザッ―」秋晴れの畑に小気味よく音が響く。無農薬・有機肥料で作物を育てている新得町新内の宮下喜夫さん(73)の畑で、昔ながらの農具「通し」を使ったソバの選別作業が10月30日に行われた。ソバは6月に約30アールの畑に種をまき、9月に手刈り。茎ごと束ねて天日にさらす「島立て」で乾燥、熟成し、脱穀した。「通し」は枠に網がついた農具。茎など大きな物を除け、適度に風が吹くことで、小さいくずも吹き飛ばすことができる。手伝いに来た大越弘さん(69)と2人で「通し」をリズム良くゆすって選別した。