「にぎわいターミナル」試験運用開始 沿線で整備進める計画
十勝バス(帯広)は、路線バスの停留所を住民の集いの場に転換する取り組みを始めた。バス停そばに「にぎわいターミナル」と名付けた建物を設け、地場産品の販売や宅配荷物の預かりサービス、医師による遠隔の健康相談などを行う。バス停を地域拠点化して人の流れを生み出し、利用増につなげる狙い。まず、11月12日から帯広市内で試験的に始め、来年度以降、各路線の沿線で整備を進める計画だ。建物は、場所や周辺人口に応じて大小の形態を想定。備蓄食料や発電機などを備え、防災や犯罪抑止の役割も果たす。