懐かしい音色響く 国産最古の蓄音機でコンサート 新得
新得町教育委員会に寄贈された後に修理された国産最古の蓄音機で昭和の流行曲を聴く「懐かしの蓄音機コンサート」が4月28日町公民館で開かれた。蓄音機は1910年(明治43年)に日本コロムビアの前身の会社が国産第一号として生産した「ニッポンノフォン35号」。町内の奥山陽二さん(85)が3年前に寄贈。切れていた内部のゼンマイを修理して再び音が出るようになった。約30人の聴衆は針がレコードに落とされ、CDにはないノイズとともに音楽が流れ出すと、目を閉じるなどしてじっくり耳を傾けた。