昔ながらの農具「いもまき箱」を使用したジャガイモ植え作業 新得町
無農薬と有機肥料にこだわって作物を育てている新得町新内の農業宮下喜夫さん(73)の畑で、昔ながらの農具「いもまき箱」を使い、ジャガイモの種イモを植える作業が行われた。ブリキ製の背負い箱で、35年ほど前に知り合いの農家が使用していた物を譲り受けた。幅約70センチ、高さ約40センチで、上部の開口部から種イモを入れ込み、両腰付近に伸びるといから取り出す仕組みになっている。晴天に恵まれた5月上旬、種イモを入れた約25キロの箱を背負い、等間隔に1個ずつ落とし、足で踏んでいた。