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<田口智子の小樽和菓子さんぽ>⑥澤の露本舗 宝石のような黄金色のあめ玉

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1911年(明治44年)創業の「澤の露本舗」といえば、小樽名物「水晶あめ玉」。その商品棚をよく見ると、初代・澤崎浅次郎が書いたお菓子のメモ帳が展示され、壁には大正時代に当時の北門日報(小樽)から贈られた表彰状や、陸軍大尉からの感謝状まで飾られています。さながらミニ博物館の店舗で、現在4代目としてあめ作りと販売を行っている高久模夫さん(44)は、父親で3代目の文夫さんが体調を崩したのを機に仕事を辞め、5年前から店を手伝うようになりました。