幕別町農協がサツマイモの出荷を開始 秋に使わない育苗施設を活用
幕別町農協は本年度から、本格的にサツマイモの出荷を始めた。収穫後のイモを長持ちさせるには、高温多湿の場所に置く特有の作業が必要なため、秋には使わない野菜育苗センターの施設を有効活用。11月上旬以降、十勝管内のスーパーの店頭などに町産イモが順次並ぶ。近年、焼きイモが若い女性の人気を集めるなど、サツマイモの需要は増加傾向にある。一方、鹿児島などの主産地では腐敗を引き起こす「基腐病」が発生している上、温暖化の影響で寒さに弱いサツマイモの栽培適地が北に広がり、道内が産地として注目されつつある。帯広や芽室など、十勝管内でも作付けが増えている。