函館市電の冬の風物詩 準備万全 ササラ電車試運転
本格的な冬の訪れを前に、函館市電の除雪専用車「ササラ電車」の試運転が11月21日、駒場車庫前―五稜郭公園前の両電停間で行われ、函館市企業局の職員が雪を払う竹製のブラシ「ササラ」の動きなどを確認した。 市電のササラ電車は2両あり、もとは明治期に客車として製造された車両を1937年(昭和12年)にササラ電車として改造。200本を1束にまとめた竹ひごを、車両の前後のローラーに計864束取り付け、モーターで回転させることで軌道の外へ雪を払う。昨季は30回出動した。