オレンジ色に燃えるばん馬 帯広競馬場で朝調教
氷点下10度を下回る寒さの中、帯広市主催の「ばんえい競馬」を開催する帯広競馬場で、ばん馬の朝調教が行われている。2月4日、朝日を浴びると、馬の吐く息や全身から立ち上る湯気がオレンジ色に染まり、馬の姿が炎をまとったように浮かび上がった。 朝調教は午前2時ごろに始まり、9時ごろまで。約800頭の競走馬のうち、当日のレースに出走する馬を中心に行う。1頭当たり約1時間、調教師や厩務員らが約350キロの鉄製の練習用そりに乗り、調教馬場を往復。80~100キロの重りを載せ、力強くそりを引く馬の足音が響いた。